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感謝の声

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今日を迎えられる事に感謝

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遠野市穀町の方の感謝の声です。

このシンプルな言葉に、どれほどの思いが込められているのでしょうか。
人は、無意識に未来を勘定に入れています。
その意識が改められるのは、おそらく自分の余生の短さを自覚し始めたときでしょう。

人は「今日」しか生きられません。

ある話に、どうしても禁煙できない人がどうやったら禁煙できるのかとアドバイスを求めたときに、ある人が「今日だけ絶対にたばこを吸わなければ禁煙できる」とアドバイスされ、今日一日なら我慢できると我慢に我慢をして、さあ夜中の十二時を回ったときにたばこを吸おうとしたら、それもまた「今日」であったという話がありますが、まさにこの事をあらわしていると言えるでしょう。

「今日」を、長い人生の中の普段と変わらない一日と考えるか、それとも一日しかない特別な日と考えるかはその人次第です。

この感謝の言葉を掛けた人と同様に、今日を迎えられたという「日常茶飯」の事を感謝出来る、豊かな心を持ちたいものです。

神様に感謝、感謝。
# by kansyanokoe | 2012-02-29 15:41 | 感謝の声

祝詞を奏上する事の意義

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先日『死んだらおしまい、ではなかった』という、住職さんの書かれた本を読みました。
内容は、死語も霊魂が存在する事を、なるべく科学的、統計学的に説明したもので、とても言わんとするところが分かりやすく、その結論についても納得のいくものでした。

それとは別に、著書の中で「なるほど」というか改めて気付かされたことがあります。
お経について、「死んだ人を供養するというお経は無い。お経とは本来生きている人の為の物。お経を上げることによって、生前特に信心深くなかった故人がありがたく思う事はない。むしろ、お経を聴くことによって参列者が故人を偲ぶ気持ちを持つ事が、その気持ちが供養になるのだ」と説明していました。

神主が神様に奏上する祝詞は、神様にお伝えする形をとっています。
ですからともすると神様と神主の関係性をのみ重視する事になりかねません。
神様は、参列者の心よりの祈りを望んでいます。
参列者が、「ありがたい」と思う気持ちを持って頂けるような、敬神の念を涵養するような、そういう祝詞を奏上する事が、神主に求められているのではないでしょうか。

それを「中執り持ち」という言葉で、先人は言い表したのだと思います。
# by kansyanokoe | 2012-02-17 16:23 | ひとりごと

孫ができたことに感謝

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一か月以上更新できなくて申し訳ありません。
今後はなんとか一週間に一回の更新を守っていきたいと思います。

大船渡市赤崎町の男性の感謝の声です。
まずはお孫さんを授かったことをお祝い申し上げます。
孫は目に入れても痛くないといわれる通り、とてもかわいいものです。
この方が、孫の誕生を心待ちにしているさまが目に浮かぶようです。

さて、神様に奏上する言葉である祝詞の用語にも「子孫の八十続き五十橿八桑枝の如く(うみのこのやそつづきいかしやくはえのごとく)」という言葉があり、その言葉は「子孫の遠く続くかぎり、樹木が立派に茂り栄えるように」という意味です。つまり祝詞においても、一番の幸せは子孫が遠く広く続いていくことだと言えるのです。

今の日本の人口は1億3000万人ですが、六十年後には6000万人になるという試算もあるようです。
古事記においては、イザナギとイザナミと離別の場面で人口が増大していく理由が語られますが、現在の日本においては、イザナミの勢力のほうが強いようです。

国の発展は人が成し遂げるものです。
将来の国を背負う人材の誕生を、私も共に喜びたいと思います。

神様に感謝、感謝。
# by kansyanokoe | 2012-02-07 15:44 | 感謝の声

心の絆に感謝

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皆様、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
本年も八幡様に寄せられた感謝の言葉を紹介して参りたいと思いますので、よろしくお願いします。

さて昨年は東日本大震災や台風など、自然災害の多い一年でした。
多くの方が3月11日以前の記憶があまりないとおっしゃっているように、3.11以降は、とても密度の濃い時間を日本全体が共有した一年とも言えるでしょう。

おそらくこの絵馬を掛けた方も、その共有感をもつことができたことに自然と感謝の言葉が出たものと思います。
昨年の漢字に「絆」が選ばれたのも、それを端的に現しています。
それを本年も継続して、新たなる日本を築き上げていきましょう。

本年の干支は「壬辰」です。
奇しくもこの漢字に女偏を付ければ「妊娠」となります。
大震災を期に芽生えた日本人の「絆」が、ますます大きくふくらんでいきますよう、祈念申し上げます。

神様に感謝、感謝。
# by kansyanokoe | 2012-01-06 14:50 | 感謝の声

貯金できた事に感謝

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盛岡市の男性の感謝の声です。

想像力を刺激される絵馬です。この方は何故貯金できるようになったのでしょうか?
・会社の給料が上がった
・無職だったのが就職できた
・生活費を抑える事ができた
・元々貯金できるだけの収入はあるが、浪費癖があったのを克服した。
・宝くじに当たった
等々、さまざまな事柄を想像してしまいます。

何故人は貯金をしたがるのかといえば、それは人生をより豊かに生きるためです。
将来、不測の事態がおこったとしても、貯金があれば対応できます。
しかしそれも「国」があってこそです。
「国」が無くなれば、国が担保していた「お金」の価値もゼロになってしまします。

つまりこの感謝の絵馬に書かれた言葉は、貯金が出来た事に対する感謝と、それを保証してくれる国が存在する事への感謝という二重の意味があるのではないかと思いますが、どうでしょうか?

そして「国」が存在するという事実は、記紀等を引き合いに出すまでもなく、間違いなく神様のお陰であるはずです。

神様に感謝、感謝。
# by kansyanokoe | 2011-12-13 12:51 | 感謝の声